👞見落とされがち。でも差がつく「コバ面」のお手入れ✨

👞見落とされがち。でも差がつく「コバ面」のお手入れ✨

いつもTHE WAY THINGS GOをご利用いただき、ありがとうございます。

今回は、靴磨き専門店ならではの、ちょっと細かいケアのお話をお届けします。

テーマは「コバ面」――靴底のサイドの部分です。

「神は細部に宿る」というのは、ドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉ですが、それは靴にも通じること。
特に短靴の場合、コバ面は意外とよく目につくポイントなんです。
せっかく上質な靴を履いていても、コバに色抜けや削れがあると、それだけで全体の印象がぐっと落ちてしまいます。

例えば、こちら。
同じ靴でも、コバ面が整うだけで印象がガラリと変わります。

コバ面のケア before / after

仕上がりの違いに、気づいていただけたのではないでしょうか。
 
コバは、靴全体の印象を支える大切な部分。 
当店では、以下の工程で丁寧にケアしています。  
 
  1. 紙やすりで毛羽立ちを整える
    少量の水を含ませた紙やすりを使い、コバ面の毛羽立ちをやさしく整えます。
    水をつけることで埃が舞いにくくなり、仕上がりもより滑らかに。

  2. コバインキで補色
    元の色味に合わせてインキを選び、自然な仕上がりになるよう丁寧に補色。
    余分に付いたコバインキは必ず拭き取ります。

  3. ワックスで色止め&艶出し
    靴用ワックスを使って色止めと艶出しを行います。コバインキは水溶性のため、仕上げにワックスで表面を保護することが欠かせません。

  4. 豚毛ブラシでブラッシング
    最後に豚毛ブラシでブラッシングして自然な光沢を引き出します。

コバインキは便利な道具ですが、塗り重ねすぎるとペンキのように割れを起こしてしまいます。

そのため当店では、ワックスとあわせて、専用のクリーナーで古い塗膜をしっかり落としてから、作業を行います。仕上がりの美しさと持ちの良さに関わる、大事な工程です。

また、やすり掛けにも細心の注意を払っています。

コバには平コバ、段付き(ダブルリップ)など、靴職人が意匠を凝らしていることも多く、やり方を誤ると大切なデザインを損なってしまう恐れがあるからです。

こうした見えにくい部分こそ、丁寧に扱うことで、靴全体の印象にきちんと差が出ます。

セルフケアに不安を感じたら

想像以上に奥が深い、コバのケア。

ほんの少しの違いで仕上がりに差が出るからこそ、ご自身でのお手入れに不安がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
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